GP農法と土壌微生物のパワーの効果について

この数年、食の安全が叫ばれる中で、「無農薬野菜」とか「減農薬野菜」が注目されています。
また、農法としては「自然農法」や「微生物農業」などが、試行錯誤しながら行われています。

GP農法推進プロジェクトでは、私達人間が健康で元気に生きていく為には、「安全」だけではなく、
野菜そのものにエネルギーのあるものを摂取することが大切なことと考えました。

現在の野菜は、農薬や化学肥料漬けになり、本来のエネルギーが単に損なわれているだけではなく、
マイナスの作用を人体に及ぼしています。
そもそも農薬は害虫を寄せ付けなかったり、殺傷する効果がありますが、それと同時に「土壌微生物」をも
殺傷してしまいます。

しかし、土の中には、何億何兆という数の微生物がおり、その微生物が生きる自然サイクルで、
土は本来「健康な土」を維持します。

 

GP農法は、その健康な土を作る「土壌微生物」に着目しました
基本原理は土壌微生物を活性化して、増殖し土のパワーを上げるです。

GP農法のこの原理は、土を変えていきます。
様々な分野で、専門的なテストを重ねたところ、土壌微生物のパワーを上げることで、
いろいろな効果をもたらすことが実証されました。
ここに、一般的に解釈する「自然農法、微生物農業」 と 「GP農法」、そしてテストの成果をまとめてみました。

草の酵素を使って野菜をつくるGP農法(元氣パワー)とは

特色

   1、GP農法の基本は「草の酵素を使って作物を作る」ことです。

   2、GP農法は、15〜30種類以上の草を発酵させて「草の酵素」を作り、草の酵素のエネルギーの
     高い養分を使って、さらに地中微生物を活性化させて安心で健全な作物を作ります。

   3、野菜をつくる資材は、「草酵素エキス」と「GP堆肥ボカシ」です。

   4、その土地、その土地の土壌微生物のパワーを上げて増殖し、その微生物の力を活用します。

     しかし土の中には、何億何兆という数の微生物がおり、その微生物が生きる自然サイクルで、
     土は本来「健康な土」を維持します。
   
     ですから、稲作にも、野菜にも、果樹、花木等、すべてに通用します。また、気候を選ばないので、
     寒冷地などの厳しい状況ほど、この農法の効果を実感できると思います。 健康な土で育った
     野菜を食することで、私達人間も元気になると考えます。


効果の例

  1. 野菜・果物などは日持ちが長く鮮度が落ちない・エグミが極端に少ない。抗酸化作用が高い。
    生育過程では、病気が出ない・虫などが付きにくい・収穫量が多くなる・天候に左右されにくい。
  2. 大学の研究などに使われている測定機を使い、GP農法で作った野菜のエネルギーを検証したところ、
    普通の野菜の数倍〜数十倍もの高いエネルギーが検出された。
  3. 普通の家の庭の樹木に、今までにないほどの多くの花が咲いた。


GP農法の仕様・内容

  1. GPセラミック
    土壌に特別の処理加工したGPセラミックをバイオリアクターとして埋設します。
    これにより、土壌中の微生物のパワーを上げて超活性化し、増殖します。
  2. 草のエキス
    GP農法は、15種類以上の生の状態の草を使い、草の酵素を作ります。
    これを土壌に散布します。 通常、草はやっかいな物とされていますが、
    GP農法では、草の持つ強い生命力を一週間で発酵させ、酵素として取り出します。
    草の種類は多い方が更にパワーが高まる為、20〜30種類使用する方が理想的であり、
    どんな草でも適応します。
  3. GP堆肥ボカシ
    GP農法の特別な方法で、モミガラ・米糠・豆腐の絞りカスを混ぜ合わせて
    エネルギーの高い堆肥を作ります。
    この堆肥を施肥します。 豆腐の絞りカスは、多くが産業廃棄物として処理されていますが、
    GP農法では、これを利用して1カ月で堆肥にします。

効果が出るまでの期間
GP農法は、この農法をやり始めてから1カ月〜3カ月で効果が出てきます。

テスト−1 産廃土の土壌再生

GP農法により、廃棄処分しかない産廃土が再生し、生物が生えてきた 


岐阜県西濃地区  工場跡地

  •  2011年 11月 産廃土として処分していた掘削土壌をプランターに入れ、GP農法が扱うセラミックを埋設しました。
    プランター 0 表示 は、全くの無処理。
    プランター 1 表示 は、GPセラミックの埋設と培養液(原液) 約 1Lを散布し、その後約6カ月間自然放置しました。
    その結果、GP農法のセラミックを埋設した方に、雑草が自然に生えてきました。
    これは、産廃土という悪条件の中に残る微生物や土壌菌が活性化し、土のパワーが上がり、生物が生える条件に変化したと考えられます。
プランター実験

テスト−2 福島原発の放射能除染・土壌再生

GP農法により、放射線に汚染された土の残留量が激減した


福島県いわき市 (警戒区域より 8 km 圏内)

  • 2012年7月〜8月 福島原発の放射能に汚染されている水を、プランターに入れた土壌に散布し、高線量土壌サンプル A・B を試験用に製造しました。
    汚染水:5.3μSv/h  サンプル A :3.81μSv/h   サンプル B :2.75μSv/h

    GP農法により、雑草類を使用して除染液を製造しました。
    使用した雑草類も汚染されているものです(双葉郡広野町 放射線量1μSv/h 〜 4.3μSv/hの場所にて採取)。
    その除染液をサンプルA・Bに散布し撹拌するなど、いくつかの工程を経て、放射線残留量を測定しました。

    10日で1.5μSv/hまで急激に下がり、約1カ月で0.9μSv/hまで線量が激減しました。
    これは、微生物や土壌菌が活性化し、土壌内の放射線を分解したと考えられます。
測定結果

GP(元氣パワー)農法の原理

自然農法と微生物農業

GP農法では農薬をいっさい使用しない方法で野菜を栽培しています。
一般的な農産物の生産様式を分ける資料が有ります(資料参考)。その中に 「自然農法と微生物農業とは」 の参考資料が有ります。その 「自然農法と微生物農業」 とが私達が行っている「GP農法」 と同じような考え方で野菜を生産しています。

特に岡田式自然農法と福岡式自然農法に於いては一定の効果と実績を上げていますし、
評価もされて、実際に一部では普及もしています。

自然農法では青草などを土にすきこみます。
微生物の餌としてそして一定の時間をかけて土壌中の微生物を増殖させて分解物は肥料になると言う考え方です。
GP農法と似ている点です。

雑草エキス

GP農法では雑草エキスを使用します。
雑草を醗酵させて草のエキスを作ってそのエキスを土壌に戻すのです。

具体的には15〜30種類の草を、1週間で醗酵させ、更にあと1週間、熟成させて作ります。

一般的には、草は醗酵しないものです。
ヨモギやクローバーとかの雑草をたった一週間で醗酵させるなど、
非常識のことと思われますが、雑草に強いエネルギーを付加することでそれが可能になります。

具体的には200L〜500Lの水が入る農業用などのタンクに、
特殊加工したセラミック・米ぬか・GP元気水500㏄・雑草・水を入れます。
そして、新たに「酒粕」を混ぜ合わせることにしました。

醗酵は2日目から始まって盛り上がってきます。
そして、撹拌が必要となり、何度も混ぜ合わせます。
一週間位で醗酵が落ち着いて、さらに1週間熟成をさせると完成、出来上がりです。

 

今までの作り方では、嫌気菌が多いので臭いが出ていました。

この臭いに対応し更にパワーアップする為に、酒粕を入れます。
酒粕は好気菌ですから臭いが消えます。

酒粕は麹菌で、白色腐朽菌でありますから、元々エネルギーが高く通常では発酵しません。
しかし、GP農法の技術はエネルギーが高いので発酵するのです。

 

麹菌は米を蒸して熱いうちに麹菌を蒔いて発酵させます。熱いので、雑菌も入りません。

このように作られた草のエキスは、エネルギーが高いので虫が嫌がり、虫が付きにくくなります。
また、この草のエキスを使ってボカシを作ると、エネルギーが高い為発酵温度が80度以上にも
なり、白色腐朽菌で白色になります。

Fig-024.jpg

草のエキス

Fig-025.jpg

元気水

Fig-026.jpg

セラミック(大)

 

           追加情報               2018/10/09 

      GP農法 草のエキス について、情報を追加します。(重複ヶ所あり)
  

15〜30種類の草を1週間で発酵させますが、基本的に通常のままでは草は発酵しません。
また、米ぬかを入れても、それだけでは発酵しません。


草はそれ自身がもつエネルギーが高いので、溶けて腐ることはなく、枯れていきます。
私達が食べている野菜はエネルギーが低いので、溶けたり、腐ります。
GP 農法で作った野菜は草のようにエネルギーが高いので、日にちが経つと枯れます。

 

GP 農法では「エネルギー」というものを解釈し、使用しています。

そのエネルギーは「漢方」のエネルギーです。目には見えません。

 

「気」です。

石英とか、玉泉、雲母等が出している気です。

石英、玉泉、雲母などは石ですが、これらはまぎれもなく漢方であり、
漢方専門の書物では、最上位に扱われています。

 

これらを使うので、エネルギーが高くなり、通常では発酵しない草が発酵します。
製造時にエネルギーが足りないと、草は腐り、もの凄い異臭を発生します。

 

GP 農法で草を発酵させるには、土壌微生物の「嫌気菌の酵素」「好気菌の酵素」が必要です。
更に、菌の活動を活発に保つ為に、外気温度は10℃以上が必要です。


草のエキスの使用方法は、土壌散布、葉面散布、付着した虫への直接散布などがありますが、
その他に、栽培時に市販の苗を使う時は、苗をポットから抜いて苗の根をGP 草エキスの
3倍希釈の中に浸してから定植すると、根つきがよく、虫が付きにくくなります。

 

虫は高いエネルギーを嫌う傾向があるようです。
米ぬかはエネルギーが低い為すぐに虫が発生しますが、
GP草エキスは、それ自体が高エネルギーなので、虫は出ません。

草のエネルギー

草は刈り取って鮮度が落ちて来ると、本来は枯れてくるものです。そしてカラカラになります。
それに比べ、私達が食べる野菜は、一般的には鮮度が落ちて来ると急速に悪くなり、
最後は腐って溶けてしまう野菜が多いのです。なぜこんなに違うのでしょうか?

それは草が持っているエネルギーと野菜が持っているエネルギーの違いではないのでしょうか?

自然の中で、草だけを食べている草食動物達は沢山います。象、馬、鹿、などまだまだ他にも沢山いますが、彼らは草しか食べないのに、彼らはものすごい体力とパワーを持っています。
ですから、草にパワーがあるとしか考えられないのです。

5月、6月の田んぼや畑を歩いても感じられます。田んぼや畑のあぜ道の周りの草は、青々としてきれいで生き生きしています。不思議なことに、田んぼや畑のあぜ道の周りの草には、虫がいません。
青々と生き生きしていて、虫がいないのです。

それに比べ、畑の中に目をやると、春にはキャベツやほうれん草など春の野菜がいっぱい出来ていますが、畑の中の野菜には蝶が飛んでいるし、虫が付いています。

そして一般的には虫が付くと、消毒をして虫を殺します。

畑の野菜は化学肥料で育てられ、虫が付いたら、消毒されるのです。完全な薬づけの野菜です。
このような野菜に、エネルギーがないのは当然のことだと思います。

また畑もそうです。土壌消毒、野菜の種類ごとに化学肥料づけ、そして土壌が偏ったりすると、
石灰で中和、畑の土壌も農薬づけで、土の微生物も、こういう環境の中での生活では元気があるわけがないのです。

神農本草経
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私達は漢方薬のバイブルと言われる【神農本草経】と出会いました。

これは今から約4000年か5000年前の漢方薬の書物で、精神社会のものであったのです。これに精神エネルギーのことが書いてあります。

今の私達は物質社会の考え方が強く、見えるものしか信じられないと言う考え方が強いです。
神農本草経】には、上薬、中薬、下薬、の効能効果が書いてありますが今ひとつ、通常ではわかりにくいものです。

ところが、この書物を”精神社会の書物”として解いていくと、効能効果がはっきりわかります。

上薬の霊芝について、神農本草経には霊芝の効能効果が”命を養う、気を増す”と書いてありますが、
これが実際にはわかりません、わかりにくいのです。【神農本草経】に書いてあるから、
ということで霊芝の効能効果がひとり歩きしています。

霊芝は 【霊のエネルギー】 とも言います。

霊芝は精神社会の考え方で解かなくてはならないのです。

解いてしまうと、【神農本草経】に書いてある効能効果がはっきりでて来ます。
気を増します。また、上薬に分類される紫石英などもものすごいパワーを持っています。

Fig-023.gif
精神エネルギー

上薬の中の丹砂、雲母、紫石英、など120種類の上薬は目には見えないけど、ものすごい気のパワーを感じるのです。
精神エネルギーは、目には見えないけど確かにあるのです。

そして新たに、ひとつの法則があることを見つけました。エネルギーがきれいに並んでいるのです。

Fig-027.jpg

陰のエネルギーと陽のエネルギーは一緒で、そのエネルギーの並び方が左からと、
右からで陰のエネルギー、陽のエネルギーになることがわかりました。

そしてエネルギーが3層あって、それぞれを組み合わせることによって、エネルギーの種類も違って来るし、
エネルギーのパワーも全然違って来るとわかりました。

その後、これらのエネルギーをセラミックに入れる技術も確立出来て、その効能効果がすごいことがわかりました。

上薬効果のエネルギーを入れた、陰、陽、一対のセラミックを土に埋めるだけで、土壌微生物が元気になり、
ものすごい勢いで増えて来るのです。

また、強いパワーの陰、陽、のセラミック一対の中に、青々とした雑草と水と米ぬかを入れるだけで、
一週間で雑草が完全に醗酵してしまうのです。

そしてこの雑草エキスを土壌に散布するだけで、元気な醗酵する野菜が出来るのです。これが、GP農法なのです。

番外編

たとえば、解いた霊芝のお茶を、飲むと、この霊芝のお茶はまろやかで、飲みやすく、身体に気が回り、
元気になって来たことを、自分自身でも、感じられるようになります。
これが【神農本草経】に書いてある上薬の霊芝の効能効果です。

そしてその霊芝のお茶の残りカスを土にまいてみました。最初はプランタンの花であり、
野菜作りでヒントを得ました。
とにかく、プランタンで立派な花と野菜が出来たのです。それからGP農法の研究が始まりました。

関東から九州までの、知人や、知人の知り合いで協力してくれる農家さんに力を借りて実験してきました。
何十人、何十軒の農家さんの方々に力をお借りしました。とにかく、
GP農法は農薬を使わず、土も消毒をしない・・・。やっていることが普通の農業と逆のことをやるのです。

なかなか知人、知人の知り合いでも信じてもらえませんでした。すごく厚い壁がありました。
ひとりずつ、話しをして、協力をしていただきました。野菜作りにはどうしても時間がかかるのです。
一年間に何度もテスト出来ないのです。ですから何十人、何十軒の農家さんに力を借りたのです。

関東から九州までの中で各県の農家さんが作っている野菜は様々です。環境も違います。気温も違います。
野菜だけでなく果物もありました。桃、梨、りんご、柿、ブドウなどです。
野菜も、葉物野菜から、根もの野菜まで広い範囲でテストが出来ました。

福岡のトマトの農家さん、20年ビニールハウスでトマトを作っているけど、
GP農法のようなやり方は絶対に無理と言われ、病気が入ったらすぐに消毒すると言う条件をつけて
テストしたケースもありました。結果は消毒せずに、トマトが出来ました。

阿蘇でニンジン作った時も、”ニンジンは出来るでしょう、でも収穫は無いですよ” と、言われました。
最初は意味がわからなかったのですが、シカとか山から動物が来て食べてしまうと、言うことでした。
結果は不思議な出来ごと、シカとか動物達は畑の回りには来たのです。
畑の回りは、動物達の足跡と動物達のフンがありましたから。でも畑の中には入って来ないのです。
不思議です。収穫はしっかりありました。

岐阜県高山の果樹園では野鳥と猪、シカの被害が激減したと、果樹園にネズミが居なくなったと
報告がありました。もちろん果物も農薬を使用せずに収穫できて、味が違うのです。美味しいのです。

愛知県豊田の農家さん、静岡県の農家さんにもご協力いただきました。感謝します。
そして埼玉県の農家さん、冬の葉物野菜は野鳥が来てしまい被害が毎年出るのに、
今年は野鳥が来ないほうれん草にエグミが無く食べられる、などあらゆる報告がありました。

その都度それぞれの問題に対応し、改善して現在のGP農法が確立しました。

 

ここに、ご協力いただいた方々のおかげでひとつの形になったことを感謝します。

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NPO(特定非営利活動法人)
アジアに有機農法を広める農民の会
「GP農法推進プロジェクト」

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